きっかけ|ニュース|甲府まちづくりラボラトリー

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BLOG 2015.04.30

きっかけ

「甲府銀座ビル」…というより、ダイエーもしくはトポスと言った方が地元の皆さんにはピンと来るのでしょうか?甲府市中央1丁目、かすがも〜るに面して建つその建物は、かつて南口の商店街の賑わいの中心だったと聞きます。ところが2009年以降は空きビルとなり、その後の所有者が税金を滞納し差し押さえ物件となるなど不幸な状況が続きました。「中心市街地活性化のボトルネック」と言われ、市や地元商店街は長らく、建替えにより新たな有効活用が行われることを待ち望んでいましたが、2014年、株式会社アクロスが競売により、本物件を取得したことにより、甲府銀座ビル跡地における再開発プロジェクトが本格的にスタートしました。
2〜14階の住宅で定住人口を増やし、1階のテナントで人を呼び賑わいや消費を創出し、一般の人が利用できる公開空地は、街並み景観を整備しながら待ち合わせやイベントの場となり、プロジェクト全体で地域の活性化に寄与することを前提としています。
では、本当に活性化に効果を発揮する1階のテナントって何だろう?このことについては地元の方達の意見にも耳を傾けながら、時間をかけてちゃんと考えて行きたいな…そのための“情報プラットホーム”として、「甲府まちづくりラボラトリー」の構想が持ち上がりました。
現在、ラボラトリーの意義は更に広がっています。本プロジェクトは、中心市街地活性化の一助やきっかけになり得たとしても、本プロジェクト単独で、中心市街地の活性化はなし得ない…。甲府銀座ビル跡地における再開発プロジェクトをきっかけに生まれた「甲府まちづくりラボラトリー」という取り組みは、その活動範囲を広げ、街全体の活性化に様々な角度から関わって行きたいと考えています。