フージャース、甲府で中心街活性化—地元の懸案「甲府銀座ビル」を再開発|ニュース|甲府まちづくりラボラトリー

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MEDIA 2015.04.17

フージャース、甲府で中心街活性化—地元の懸案「甲府銀座ビル」を再開発

フージャースコーポレーションは、甲府市の中心市街地にある「甲府銀座ビル」跡地を活用した中心市街地活性化事業に着手する。年内にも解体準備に入り、17年秋頃には商業施設や共同住宅、公開空地として竣工する予定。
09年2月に最後のテナントが撤退してから長らく空きビルとなっていた。「甲府銀座ビル」(甲府市中央1−70−1)の活用は、中心市街地空洞化を懸念する地元にとっても長年の課題だった。同事業は同社のほか甲府銀座ビルの隣地を保有する東京ガス山梨、アクロスの3社との共同事業で、アクロスが13年6月に同物件を競落。現在はフージャースが同物件の所有権を持つ。敷地面積は2412・25㎡。14階建ての建物および敷地外周部に公開空地約350㎡を整備する計画で、1階の商業施設部分はアクロスが買い戻し、既存業態ではなく地元が参画して地域資源を活用する新規ビジネスモデルを構築する方針。その具現化のため、事業者と地元関係者が連携して「甲府まちづくりラボラトリー(仮称)」を立ち上げ、活性化策の策定や実施、運営を担っていく。東京ガス山梨も等価交換で1階店舗を保有する予定。
住宅部分は3LDK・ファミリータイプの分譲マンションとし、定住化を推進していく。継続性、永続性を考慮し、店舗、住宅部分とも適正規模にとどめた。
国、県、市から補助金が交付される優良建築物等整備事業の決定を受けているほか、防災・省エネまちづくり緊急促進事業にも申請する予定。
17日に執り行われた事業着手の記念式典には事業者3者のほか、地元自治体や商店街から多くの来賓が参列した。
・日刊不動産経済通信(2014年12月18日付)